女性泌尿器科

胆石

2016年手術実績 1026

女性泌尿器科胆石

胆石とは

胆石とは
子宮筋腫とは

胆石とは、肝臓や胆のう、胆管にできる結石(石)です。
胆石は石のできる場所により呼び方が異なり、それぞれ原因も症状も治療法も異なるため、治療には正しい診断が必要です。

【肝内結石】

肝臓内にある胆管にできる石

【胆のう結石】

胆のうの中にできる石。
日本の統計では最も多いと言われている。

【胆管結石(総胆管結石)】

肝臓と十二指腸をつなぐ胆管にできる石。
胆嚢から石が胆管に移動することもある。

胆石とは、肝臓や胆のう、胆管にできる結石(石)です。
胆石は石のできる場所により呼び方が異なり、それぞれ原因も症状も治療法も異なるため、治療には正しい診断が必要です。

  • 肝内結石
    肝臓内にある胆管にできる石
  • 胆のう結石
    胆のうの中にできる石。日本の統計では最も多いと言われている。
  • 胆管結石(総胆管結石)
    肝臓と十二指腸をつなぐ胆管にできる石。

腹腔鏡下手術で「胆石症」を根治

肝臓や胆のうなどに結石ができる胆石症は、食生活の欧米化に伴い、増加している疾患です。

胆石症の症状で怖いのは突然おこる腹部の激痛です。油分の多い食事をしたあとに腹痛がおこるため、食べたい物を食べられないことや、痛みの不安によりQOLが低下しやすい病気といえます。

また、胆石発作は再発しやすく、がんを合併することもあるため、長期にわたって検診を続ける必要があります。胆石症を根治する方法は、胆石ができる場所である胆のうを切除することです。最近はごく小さな傷だけで済む腹腔鏡下手術が普及し、数日の入院で治療できるようになっています。痛みの発作の不安や胆のうがんなどの合併症のリスクを考え、手術を選択するケースも増えてきています。

※日本の統計では、胆石のうち最も多いのが胆嚢結石(胆のう結石)で78%、次いで総胆管結石が21%、肝内結石は1.3%とされています。それぞれの名前の後ろに「症」をつけて、胆嚢結石症、総胆管結石症、肝内結石症というと、病気の状態を表します。一般的に胆石症というと最も多い胆嚢結石症をさしますが、そのほかにもいろいろな胆石症があることが分かります。
胆石(胆石症)といっても、できる場所によって原因も症状も治療方法も異なりますので、胆石の治療をする場合には正しい診断が必要です。

無症状でもがんなどのリスクに注意

症状

症状には自分で感じる「自覚症状」と、検査などで分かる「他覚症状」があります。

【痛み】

痛みの程度は人それぞれで、鈍痛から、刺し込むような鋭い痛み、七転八倒するような激しい痛み(疝痛発作)までさまざまです。みぞおちの辺りが重苦しく胃が悪い時のような感じかたをしたり、肩の痛みや肩甲骨のあたりが重苦しくなったりすることもあります。

【発熱】

胆石により胆嚢内の胆汁がとどこおり細菌感染をおこすことによっておきる症状です。悪化すると急性胆嚢炎という状態になり、腹痛とともに38度以上の熱がでることもあります。

【肝機能異常、黄疸】

肝機能異常は採血で肝逸脱酵素(GOT/GTPまたはAST/ALT)を測定すればわかります。黄疸は胆汁の色素であるビリルビンによってひき起こされる症状です。採血でビリルビンを測定すれば分かりますが、黄疸が進行すれば眼球結膜(白眼、しろめ)や皮膚が黄色くなる、皮膚のかゆみがおこるなどの症状がでます。

症状と原因について

自覚できる代表的な症状は、右の脇腹(肋骨の下あたり)の痛みです。胆のうは胆汁を貯蔵していて、油分の多い食事や卵を食べたときなどに胆のうが収縮して胆汁を分泌し、消化を促進します。そのため、脂っこい食事をしたあとや食べ過ぎたあとなどにギューっと差し込むような強い痛みを感じ、数時間すると痛みが嘘のように消えるというのも特徴です。

痛む場所は決まったところとは限らず、みぞおちや右の肩甲骨の下、腰のあたりが痛む場合もあります。痛みの感じ方も鋭く差し込む痛みの他、重苦しい痛み、肩こりのような感じなど、個人差があります。また結石が胆管を圧迫して胆汁の流れがとどこおり、細菌感染を起こすと発熱が起きます。結石が胆管をふさいでしまうと、皮膚や白目が黄色くなる黄疸や肝機能障害を起こすこともあります。

胆石にはいくつかの種類があり、もっとも多いのはコレステロール結石です。肝臓にはコレステロールを排出する働きがありますが、コレステロールは水に溶けないため、胆汁酸とレシチンの作用で胆汁に溶け込ませて体外に排出していきます。何らかの理由でこのコレステロールと胆汁酸、レシチンの三つのバランスが崩れると、コレステロールが固まり胆石をつくります。肥満の人をはじめ、極端なダイエットにより胆汁中のコレステロールが増えた人は結石ができやすくなります。ストレスが多い人や病気療養中などで体をほとんど動かさない人も胆汁の流れが悪くなり、バランスが悪化し結石のリスクが高まります。その他の胆石では「ビリルビンカルシウム結石」は、細菌感染が原因でおこります。黒色石などの「色素結石」は、容血性疾患が原因のこともあります。

原因

胆石ができる原因はいくつかあり、この原因によってできる胆石の種類も異なります。最も多いのは、コレステロール結石といわれるものです。肝臓の働きのひとつにコレステロールの代謝(排出)があります。コレステロールは水に溶けないので一部は胆汁の中に溶け込ませて肝臓外に排出します。胆汁の中のコレステロールと胆汁酸のバランスが崩れると、コレステロールが結晶化して胆石のもとになります。このコレステロールの結晶が胆嚢粘膜から分泌されるムチンというたんぱく質によってくっつきあって結石になっていきます。これがコレステロール結石です。胆石ができるその他の原因としては、大腸菌の感染(ビリルビンカルシウム石)、溶血性疾患(黒色石)などが挙げられます。

治療法

治療法
治療法

胆石症を根治する治療法は、胆石ができる場所である胆のうを切除することです。 多くの胆石は、きずの小さな手術、腹腔鏡下手術で治療することができます。 四谷メディカルキューブでは2-3㎜径の細径鉗子という器械を使用する腹腔鏡手術を標準に行っています。また、整容性を重視した単孔式にも対応しています。

【腹腔鏡手術】

通常の腹腔鏡下手術は、おへそまたはその上(下)を切開して直径10mmのカメラを腹腔内に挿入し、他に数か所おなかに孔をあけて器械を挿入して手術を行います。四谷メディカルキューブの腹腔鏡下手術で使用する器具は直径2~3mmと普通よりも細いものを使用しています。

【単孔式】

この手術は、主としておへその傷を利用して行います。おへそを切開して、カメラとそのほかの器械をおへそからおなかに挿入して手術を行います。

当院での治療法

胆石症を根治する治療法は、胆石ができる場所である胆のうを切除することです。
多くの胆石は、きずの小さな手術、腹腔鏡下手術でとることができます。
四谷メディカルキューブでは通常、お腹に器具を四つ差し込む四孔式で手術が行われます。また、整容性を重視した単孔式にも対応しています。

腹腔鏡手術

通常の腹腔鏡下手術は、おへそまたはその上(下)を切開して直径10mmのカメラを腹腔内に挿入し、他にも器具を3つ使用します。四谷メディカルキューブの腹腔鏡下手術で使用する器具は直径2mmと普通よりも小さいものを使用しています。

単孔式

この手術は、主としておへその傷を利用して行います。おへそを25mm切開して、カメラを含むすべての器具を一つの穴から操作します。

治療法

一度胆石ができた胆のうは、胆石ができややすい状態になっていて再発を繰り返すことが多いため、胆石ができる場所である胆のう自体を切除してしまう手術が唯一の根治療法になります。

胆のうは握りこぶしくらいの大きさで(約8㎝)のナスのような形をした袋で、肝臓と十二指腸をつなぐ胆管から枝分かれして存在しています。胆のうを摘出する手術は、以前は脇腹を20㎝ほど切開する開腹手術が中心でしたが、1990年代から腹腔鏡による手術が広まり、今では腹腔鏡下手術が主流になってきています。

胆のう結石症の腹腔鏡下手術は、みぞおちから脇腹にかけての腹部の3カ所に小さな穴をあけ、細かい腹腔鏡や手術器具を挿入して、胆のうを切除します。この術式は開腹手術に比べてずっと傷が小さく、術後の回復も早いため、3日程度の入院で済みます。

最近はさらに技術や手術器具が進歩して、傷跡の残らない術式というのも開発されています。それは「単孔式」腹腔鏡下手術と呼ばれるもので、へそを切開して手術器具を入れ、胆のうを摘出する方法です。術後へその傷は奥に引っ込んでだんだん目立たなくなるため、まるで「手術の傷跡がない」かのように治ります。

右季肋部痛(みぎきろくぶつう)

胆嚢結石症(胆石)の自覚症状のNo.1は、「右季肋部痛(みぎきろくぶつう)」です。
右の肋骨の下あたり(右肋弓下)に差し込むような痛みを感じ、背中に抜けるような痛み(放散痛)を伴うこともあります。胆石の痛みは決まったところだけが痛むのではなく、人によって、みぞおち(心窩部痛)、おへその上のほう、右の肩甲骨(けんこうこつ)の下の方、腰のあたり・・・といろいろな場所に痛みの症状がでます。「右肩こり」と表現する人もいます。痛みの種類も鋭く差し込むような痛み(疝痛、せんつう)や鈍い重苦しい痛み、肩こりのように張った感じ、など一様ではありません。

発熱

痛みのほかにしばしば認められる症状は「発熱」です。
これは胆石により胆嚢内の胆汁がとどこおり細菌感染をおこすことによっておきる症状です。悪化すると急性胆嚢炎という状態になり、腹痛とともに38度以上の熱がでることもあります。痛みがはっきりせず熱だけがでるような場合は診断が難しいので、胆嚢結石(胆石)による発熱を「風邪」として治療して症状が増悪することもあります。右の肋骨の下の方のおなかを触ると他の部分よりおなかが硬く感じたり、押すことによって痛く感じたり(圧痛)することによって診断される事もありますが、自覚症状として腹痛がないとなかなか気づきにくい(診断されにくい)のです。
さらに、胆石が胆道にはまり込んだり、胆嚢が炎症を起こして腫れあがったりすると、胆汁の流れが悪くなり「黄疸(おうだん)」や「肝機能異常」などの症状を起こすことがあります。
肝機能異常は採血をして、肝逸脱酵素(GOT/GPTまたはAST/ALT)を測定すればわかります。黄疸は胆汁の色素であるビリルビンによってひき起こされる症状です。採血でビリルビンを測定すれば分かりますが、黄疸が進行すれば眼球結膜(白眼、しろめ)や皮膚が黄色くなるなどの症状がでるので、自分でも分かります(みかんの食べすぎによって黄色くなるのは黄疸ではありません)。

胆嚢結石をもっている人は、発熱やお腹の痛みなどの症状を感じたら「胆石のせいかも?」と、担当の医師にお話したほうがよろしいでしょう。「おなかのかぜ」と胆嚢炎の区別は往々にして難しいことがあるためです。
また、おなかが痛んだり、発熱があったりなど症状のある胆石は治療・手術をおすすめします。特に痛みの症状が出てきた場合は、早めの治療・手術をおすすめします。

1予約お申込み

お電話にて胆石症外来の受診予約をお取りください。

03-3261-0430(受付時間:9時~17時/日・祝除く)

手術までの流れ

手術までの流れ
手術までの流れ

1予約お申込み

お電話にて胆石症外来の受診予約をお取りください。
03-3261-0430(受付時間:9時~17時/日・祝除く)

2外来1回目

診察をして治療方針を決めます。他院からの紹介状や検査資料、健診結果票などがあればお持ちください。手術を受ける方針が決定すれば、手術日を決めて、検査の予定を立てます。

3外来2回目以降

計画した検査を行い、検査結果の説明や手術説明、麻酔科医による診察などを行います。

4手術

手術当日に入院していただきます。全身麻酔にて手術を行います。通常、手術時間は60~80分程度、手術室の滞在時間は 麻酔などの時間を含めて全体で2時間~2時間半ほどです。 病室に戻ってから4時間後から歩行開始となります。また医師の許可が出れば飲水可能です。

5手術翌日(術後1日目)

歩いたり食事を摂ったりしていただきます。医師の許可が出ればシャワーも可能です。

6退院

術後1日目以降退院できます。標準的には術後2日目ごろです。

手術までの流れ

胆石があることがわかった場合、「病院に行くとすぐに手術を決められてしまうのでは?」とか、「何回も検査のために通院しなければならないのかしら?」など心配はつきないと思います。「胆石があると言われたけれど、手術が必要?」という方には、外来で検査を行い、その結果を基にご相談に応じています。またセカンドオピニオンを受けることも可能です。症状や混雑状況にもよりますが、通常、初診から1か月以内に手術可能となっています。

2外来1回目

診察をして、当日可能な検査を行います(採血検査、心電図、肺機能検査など)。他院からの紹介状や検査資料があればお持ちください。

3外来2回目

食事制限が必要な検査をします。(超音波検査、胆道造影検査など)
当日または次回の外来(3回目)で検査結果をお話し、手術適応であれば入院期間・入院日程などの最終決定をします。

4外来3回目

当日または次回の外来(3回目)で検査結果をお話し、手術適応であれば入院期間・入院日程などの最終決定をします。
※入院期間は、「手術当日入院・術後2日」の2泊3日が標準となります。

5入院(手術当日または前日)

手術当日(または前日)に入院していただきます。入院後は手術の準備をしたり病棟での生活に慣れていただくための時間になります。

4手術

手術当日に入院していただきます。
全身麻酔にて手術を行います。
通常、手術時間は60~80分程度、麻酔の準備と術後の覚醒時間をいれて手術室の滞在時間は1時間半~2時間ほどです。
病室に戻ってから4時間後から歩行開始となります。
また医師の許可が出れば飲水可能です。

5手術翌日(術後1日目)

歩いたり食事を摂ったりしていただきます。医師の許可が出ればシャワーも可能です。

6退院

術後1日目以降退院できます。標準的には術後2日目ごろです。

担当医

手術費用(概算)

手術費用(概算)
手術費用(概算)

腹腔鏡下胆嚢摘出術

入院予定期間3割負担概算金額
3日間 15~16万円

※保険の負担割合は患者さまによって異なります。
※保険診療のため、高額療養費制度の対象となります。

梅澤昭子

胆石の手術は外科部長の梅澤医師(日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員、日本肝胆膵外科学会評議員、日本臨床外科学会評議員、日本外科学会専門医、昭和大学医学部兼任講師)が担当します。梅澤医師の胆石手術の経験数は約2,800症例、執刀数は約1,600症例と豊富な症例数と実績を誇ります。
胆嚢疾患やヘルニア、胃のGISTなどに対する内視鏡手術(きずの小さな手術)を行います。
特に胆嚢結石症(胆石)の手術は、広く一般的に行われている手術ですが、「一般的な手術」を「四谷メディカルキューブ品質で」「高い技術で」提供したいと日々努めています。 たとえば、極細の器械を用いて針穴のような小さな傷にするとか、傷の数を減らした単孔式といわれる術式を採用するといったような手術手技を積極的に取り入れています。加えて、手術前後の苦痛を軽減するために麻酔科医師と協力して、手術前の点滴を省略したり、術後の痛みをなくすための痛み止めの工夫をしています。また入院期間も安全な範囲でなるべく短い期間になるようにしています。 外来に初めて受診いただいてから治療が終了するまでの間、外来・手術室・入院のスタッフと協力して、一貫して快適に過ごせるように努めていますので、どうぞご相談ください。

手術料金(概算)

費用について

術式入院予定期間3割負担概算料金(別途室料)
胆石の手術 2泊3日 約13万円から18万円(3割負担)
術式入院予定期間3割負担概算金額
腹腔鏡下胆嚢摘出術 3日間 ¥150,000~160,000

※保険の負担割合は患者さまによって異なります。
※保険診療のため、高額療養費制度の対象となります。

胆石の手術は保険適用となっている手術です。

2泊3日約13万円から18万円(3割負担)

※費用は、入院期間・処置・部屋等により変わるためあくまでも目安とお考え下さい。その他にお部屋代等がかかります。
また、高額療養費制度が適用可能なため、手続きをしていただくことにより医療費のうち自己負担限度額を超えた金額が払い戻されます(事前に高額療養費限度額適用認定証の交付を受けられることをお奨めします)。

実績

2013年3月までに当院で行なった腹腔鏡下胆嚢摘出術は1026症例です。
直近1年間では313症例と全国屈指の手術数

となります。また1026症例のうち、予想外の出血・炎症・癒着などによって腹腔鏡手術を途中で断念し開腹手術に移行した症例は1例のみであり、開腹移行率は0.10%です。全国集計4.38%(1990年~2005年)に比べ非常に良好な成績となっています。