子宮筋腫とは


症状


以下の症状が気になったり、いつもと違うと感じる症状があったときは受診してください。
- 月経時の症状が重くなる(月経痛が強くなり、月経出血量が増え、期間も長くなる)
- 不正出血が頻繁に起こる
- 疲れやすい、だるい、息切れする
- 頻尿や便秘
- 足のむくみ
- 腰痛を起こす
- 下腹部がせり出して太ったように見える
- 腹部を触ると硬いしこりが触れたりする
原因


子宮筋腫ができる原因は明確になっていませんが、女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響で筋腫が大きくなることははっきりしています。そのため、初潮前の子どもには子宮筋腫は見あたらず、大学生の頃から少しずつ筋腫が見られるようになります。逆に閉経してホルモン量が減ると、筋腫は小さくなります。
治療法


当院では腹腔鏡下手術にて、子宮をすべて摘出する「子宮摘出手術」と、筋腫だけを取り除き、子宮を温存する「子宮筋腫核出手術」があります。
【子宮摘出手術】
筋腫の再発や子宮がんの心配は無くなります。卵巣を残すため、更年期が早まるといった全身的な症状が出る心配はありません。ただし、その術後は子どもを持てず、子宮を失った喪失感を感じる人もいます。
【子宮筋腫核出手術】
術後も出産が可能ですが、筋腫の再発の可能性は残ります。
手術までの流れ
1予約お申込み
お電話にて婦人科外来の予約をお取りください。 円滑な専門的医療提供のため、 新規の初診受付を以下に該当する方とさせていただいております。
・他医療機関さまからの腹腔鏡手術目的での紹介状をお持ちの方
・婦人科検診などで良性疾患(子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症)の診断を受けられ、手術をすすめられた方(紹介状をご持参ください。)
Tel:03-3261-0414(受付時間9:00~17:00/日・祝除く)
2初診
女性医師が担当致します。症状についての問診、画像検査にて(エコー、MRI)病状を把握します。
3手術決め外来
手術日を含め今後の日程を決定します。
4手術前検査
手術を行うために必要な各検査を行います。
5麻酔科外来・入院説明
麻酔科医師から麻酔方法について、また入院期間や支払い方法などをご説明致します。
6手術説明の外来
手術方法や合併症等についてご説明致します。必ずご家族と一緒に来院していただくようお願い致します。
7入院~手術
手術日の当日に入院していただきます。手術当日は必ずご家族に病室にて待機して頂きます。
手術費用(概算)


腹腔鏡下子宮筋腫核出術
入院予定期間 | 3割負担概算金額 |
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5~6日間 | 24~26万円 |
腹腔鏡下子宮全摘術
入院予定期間 | 3割負担概算金額 |
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5~6日間 | 26~28万円 |
※上記金額以外に差額室料がかかります。当院は完全個室制のため、差額室料が1日あたり31,900(税込)となります。
※保険の負担割合は患者さまによって異なります。
※保険診療のため、高額療養費制度の対象となります。