上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

上部消化管内視鏡検査は、食道、胃、十二指腸の病気が疑われるような場合や、胃がん検診等のために行われています。
直接、食道・胃・十二指腸の内腔を観察し、必要に応じて病気の部位の組織採取もできるため、診断上きわめて有用です。
最も細く精度の高い、最新のスコープ(GIF-1200N)を完備致しました。
今後とも、患者さまの負担が少ない、内視鏡検査に努めてまいります。

 

 

当院の特長~丁寧な観察と苦しくない検査~

1. 経験豊富な専門医師の技術力
内視鏡挿入時の物理的な刺激を出来るだけ少なくするには、検査を行う医師の技術が重要です。
当院では日本消化器内視鏡学会指導医をはじめとする経験豊富な専門の医師が病気を見逃さないよう丁寧に検査を行います。

 

2. 患者さまの緊張や苦痛を和らげる薬剤の使用
患者さまに安心して検査をお受けいただくために鎮静剤を使用します。

 

3. 洗浄の徹底
内視鏡学会のガイドラインに則った内視鏡器具の洗浄を行っています。
お一人おひとりの検査終了後すぐに、酵素洗浄剤による手洗い洗浄と内視鏡消毒器による消毒を行い、使用器具はディスポーサブル(使い捨て)または高圧滅菌消毒を行っています。

 

4. 微小な腫瘍も見逃さない設備
当院の内視鏡室では、ハイビジョン内視鏡システム、NBIシステム(※1)を用いた診断を行っています。
また、拡大内視鏡(※2)を用いた病変の拡大観察、拡大NBI観察を行い正確な診断と適切な治療を行っています。

(※1) 特殊光により粘膜の微小な血管や腫瘍の模様を強調して観察できる技術
(※2) 約80倍まで光学拡大観察を行うことで病変の質的診断、がんの深達度診断を可能とする技術

 

5. 女性医師による検査
当院では内視鏡専門医の資格を持った女性医師、女性スタッフによる検査が可能です。
予約の際に、ご相談ください。

 

 

 

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)でわかること

 食道炎/食道がん/胃炎/胃潰瘍/胃ポリープ/胃がん/十二指腸潰瘍など

 

 

 

 

 

検査の流れ・注意事項

1. 予約申し込み
消化器内科外来の予約をお取りください。
その際に、内視鏡検査を検討している旨をお伝えください。
予約電話番号:03-3261-0430(9時~17時/日・祝除く)

  

2. 外来受診
消化器内科外来にて医師の診察を受けていただき、上部内視鏡検査の説明及び検査の予約(※3)をお取りします。
看護師が、問診と検査前後の生活や食事等の制限について説明を致します。
(※3) 土曜日に限り、外来受診と検査を同日に行うことが可能です。予約時にご相談ください。

 

3. 検査前日
夕食は、消化の良いお食事を20時頃までにお済ませください。
水分(牛乳、ジュース以外)は適度にとってください。

  

4. 検査当日
食事は摂らないでください。
水分補給(水・お茶)は適度にお飲みください。
当日の内服については、外来受診の際に説明いたします。
鎮静剤を使用される場合は、当日の運転類は一切できません。公共の交通機関をご利用ください。

<検査前>
看護師が検査前の最終確認を行います。
鎮静剤を使用するための注射の準備をします。

<検査>
喉に麻酔をかけます。
鎮静剤を使用して、口から内視鏡を挿入し、検査は5分~10分程度で終了します。
検査を実施する医師の他、必ず内視鏡検査技師あるいは看護師が、検査中の状態観察及び介助を行います。

<検査後の安静>
リカバリールームで15~20分程度、お休みいただきます。
覚醒基準を用いて、鎮静剤の覚醒状況を確認したうえで、ご帰宅の案内をしております。

<注意事項の説明>
看護師より検査後の生活・食事についての説明をさせていただきます。

  
5. 結果説明
検査当日または後日、医師より写真をお見せしながら説明いたします。
必要に応じて、治療のための内服薬が処方されることもあります。
病理検査(生検)を行った場合は、1週間から10日後に結果説明をします。